霊園と石材店はそれぞれで契約を行う必要がありますが、民営霊園の場合は少し事情が違ってきます。
民営霊園では、指定石材店制度というものがあって、選べる石材店の選択肢が限られています。
それでも、一般的に民営霊園では10社以上の指定の石材店から選べるようになっているので、選択肢が狭すぎるということもありません。
同じ霊園で指定されている石材店でも、業者によって特色がだいぶ違うので、一応比較検討は必要です。
・指定石材店制度について知っておこう
民営霊園では、見学時にたまたま流れによって、その場で担当した石材店とそのまま契約してしまうということもありがちです。
しかし、その石材店についてよく確認をしないまま契約をしてしまうと、はずれの業者を引いたときに後で後悔するかもしれません。
墓石の購入を決定する前に、他の石材店も必ず確認しておくのを忘れないようにしてください。指定されている以外の業者では、お墓を建てられないことに注意しましょう。
・石材店は後から選びなおせない
お墓をいったん建てたら後でやり直すのが大変なように、石材店の選択も後で後悔してからでは遅いです。契約を済ませた後で、もっといい石材店を見つけたとしても、変更は基本的に認めてもらえません。
各石材店の十分な比較検討をする前に、一方的に営業をかけられて断りにくい状況もあります。しかし、このときにしっかりと選んでおかなければ、石材店の変更と同時に霊園の選択も一からやり直さなければならない問題点も抱えています。
お墓に対して特別なこだわりや美意識が無い人の間のあいだでよく選ばれているのが、壁面墓地です。
壁面墓地は、霊園のスペースの節約になり、かつ経済的というメリットがあるので、土地の高騰が顕著になっている都市部を中心に広がりつつあります。
・壁面墓地とはどんなタイプなのか?

外観的な特徴としては、画一化されたプレート状の墓石が、隙間なくずらっと並べられた状態になります。
スペースに関してはゆとり墓地の対極にあるタイプと言っていいでしょう。
両隣のお墓と密接しているのが気になると思いますが、その代わりにシンプルな形状をしているため、お手入れやメンテナンスは大分楽になるでしょう。
また、墓石の量が少ないので石材にかかるお金が安上がりになるのもうれしい点です。
それに加え、墓石の高さがすべて低く揃えられているので、全体から見ると開放感のある眺めになります。お墓をお求めの方、お墓・霊園はココで探そう!
・壁面墓地のデメリットと注意点
欠点としては、やはりデザインが自由に選べないため、こだわりや故人の意志が反映されない点でしょうか。
墓石に彫刻ができる範囲も限られているため、戒名を刻むこともできません。植栽をしたり、生垣を作ることも当然不可能です。
しかし、それらを犠牲にしてでも安上がりの壁面墓地を選ぶ人が現代に増えているのも事実でしょう。
新しい霊園や墓石のスタイルになじめない、故人のために立派なお墓を建てたい意向のある人には向いていません。良くも悪くも新しいタイプの墓地です。